やはりこれだけ長いと読むのも一苦労だ
とはいえ、それだけの時間と労力を割く価値のある作品であることは確か。クライマックスを読むだけでも圧倒的だし
あとヒロインのナスターシャは今で言うとヤンデレ、令嬢アグラーヤはツンデレですね
アグラーヤとナスターシャの対面とか、ドキドキする
素直になれないアグラーヤ萌え
ロゴージンは読む人によって、好感と嫌悪のいずれを抱くかが変わってきそうなタイプ
俺は好きだけどね。こいつもある意味ヤンデレ
あれくらい一人の女性に夢中になれるというのはある意味羨ましい
ただそれが嫉妬に転じて殺人までしてしまうと、やっぱりかわいそうな人だけど
主人公ムイシュキン公爵のことにも触れるべきか
ただ自分がこの作品を読んでて一番何とも語りづらいのが彼のことだったりする
というか日本人に、彼が「無条件に美しい人間」であることがきちんと理解できるのかどうかが疑問。ここにはやはり宗教の壁が立ちはだかっているような気がしてならない
公爵が生身の人間らしくないとは言わない。でも二人の女性を巡って展開していく後半の中で、公爵の「愛している」は極めて不鮮明な気がする
いっそ完全に同情ですって割り切れればわかりやすいけど、そういうものでもなさそうだ
彼の恋って、一体何?
ムイシュキン公爵の美しさが分からないのに、この作品を読んでて楽しいのか?と訊かれれば、答えはイエス
自分はむしろムイシュキン公爵を取り巻く人々、とりわけナスターシャとアグラーヤ、リザヴェータ、前半のガヴリーラ、後半のイポリートを眺めているのが面白い
公爵の美しさはさておき、そんな人がいたら周りは・・・・・・という楽しみ方か
この作品にはどこか、型破りな人間を楽しむような味わいがある気がする。なんか読み方間違ってるっぽいけど
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