« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

ムーン・パレス /オースター

Amazon

★★★★★

これは非常に面白い
爽快感や不快感を覚えたり、ワクワクやびっくりしたり、決して退屈しない
で、やっぱりこの人の文章は味があるなーと思った。モチーフ(月)の使い方もうまいし。登場人物も多くはないけど、それぞれが魅力的だ
ところでこの作品の前半部分を読んで、読者は普通どう感じるのだろうか?
ほとんど自棄になって自分を葬ろうとしているかのようにすら見える主人公。確かに滑稽なのかもしれない
でも自分にはどうも、そんな主人公の衝動が切実なもののようの感じられたのだ。むしろ一種の憧れすら抱く
若いということの、一つの形なんだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

グレート・ギャツビー /フィッツジェラルド

Amazon

★★★★☆

渋めの佳作、という感じ
残念ながら村上春樹が信奉するその境地までは至れなかったものの、失望したという思いは全くない
むしろいい作品(そしていい翻訳)に出会えたと思う
特に最後の文章は秀逸。読み終わったときに全てを振り返って、しみじみとしてしまった
もう少し歳をとってから読むと、もっと胸を打つものがあるのかもしれない

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈5〉 /壁井ユカコ

Amazon

★★★★★

事実上もう完結……あと一冊はもうエピローグだね。寂しい

とりあえずキズナが可愛すぎる。作中の人物にも読者にも絶対に媚を売らないくせに、素で可愛いんだよね

そして有生と由起の関係がなんだか羨ましい。信頼しているから悪態をついたり本気でケンカできる関係って、まあそうないもんだよね

そして全体をしみじみ読んだ後でまた最初に戻ってみると……カオスだwwぐるぐるめがねのキズナはちょっとツボだった

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ダロウェイ夫人 /ヴァージニア・ウルフ

Amazon

★★☆☆☆

意識の流れとか新手法とか、そういう話は訳者もあとがきであんまり気にするなって言ってるのでおいとくとして
んー、なんか好きじゃない
だって読みにくいもん。視点が分かりにくいっていうか
それにいらないものが多い気がするのは私だけ?
きっと生々しい描写は肉体についてだけではなく、精神についてもあまり歓迎すべきものではないのだと思う
とにかくひどく疲れたし、いま一つ入り込めなかった、というのが率直な感想

| | コメント (0) | トラックバック (0)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実 /入間人間

Amazon

★★☆☆☆

これで完結かよ!!

いや、読んだら絶対ツッコみたくなると思う。確かにまともではないシリーズだったけど、これはさすがにヒドイ

しかも最終巻で今までやってこなかった手法を試すとか、どういうことだ

なんだか未だに完結したという気がちっともしない
それだけならまだいいとして、話としてもなんか今回はあんまりおもしろくないし……

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »