21 ラノベ 電撃

さよならピアノソナタ4 (杉井光)

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好きなシリーズが終わってしまうのは悲しい……が、それとともにほっとする
特に話がきれいに、感動的に終わってくれたときは
そういった意味で、この作品には大変満足している
4冊というと少し短めかもしれないけど、個人的にはちょうどいい分量じゃないかと
起承転結というか、よくできたシンフォニーかカルテットのような
無茶して大きく期待を裏切ることもなく、さりとて退屈させることもなく。最後までキャラクター達がみんな魅力的だったし
でもやっぱり真冬もいいけど、先輩が色々おいしすぎるというか……いやストーリー展開としてはおいしくないけど。一歩間違えばメインヒロインを食いつぶしかねない
あとがきにあったチャイコフスキーの弦楽セレナーデ云々ってのは、案外でたらめでもないんじゃなかろうか。クラシック好きなら、ラストシーンを見て終楽章のコーダで主題が回帰するというパターンを思い出す人はいるんじゃないかと思うのだが、どうだろう?

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鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈5〉 /壁井ユカコ

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★★★★★

事実上もう完結……あと一冊はもうエピローグだね。寂しい

とりあえずキズナが可愛すぎる。作中の人物にも読者にも絶対に媚を売らないくせに、素で可愛いんだよね

そして有生と由起の関係がなんだか羨ましい。信頼しているから悪態をついたり本気でケンカできる関係って、まあそうないもんだよね

そして全体をしみじみ読んだ後でまた最初に戻ってみると……カオスだwwぐるぐるめがねのキズナはちょっとツボだった

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実 /入間人間

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★★☆☆☆

これで完結かよ!!

いや、読んだら絶対ツッコみたくなると思う。確かにまともではないシリーズだったけど、これはさすがにヒドイ

しかも最終巻で今までやってこなかった手法を試すとか、どういうことだ

なんだか未だに完結したという気がちっともしない
それだけならまだいいとして、話としてもなんか今回はあんまりおもしろくないし……

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さよならピアノソナタ〈3〉 /杉井光

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★★★☆☆

なんというか、新キャラどうなのよ?

そしていい加減主人公の鈍さに疲れてきた

音楽ネタも前回ほどの冴えがない気が……まあ個人的には大好きな「クロイツェル」がでてきたからいいんだけど

まあ交響曲も3楽章あたりが一番疲れてだれてくるところだから。フィナーレに期待

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Xトーク (クロストーク) /来楽零

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★★★★☆

ホラーもの

普通の連作短編だった。タイトルから、なんかもっとそれぞれの話が互いに絡んでくるようなものを期待したのに

ただ個々の話は面白い。淡々と、直球勝負で怖い話をしてくる

4つの話それぞれが、別の切り口で怖さを演じている

特に二つ目の話「ヘッドハンティング」のなんとも言えない生々しさは圧巻だった

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under―異界ノスタルジア /瀬那和章

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★★★☆☆

帯の煽りから、非常に重たい運命を背負った主人公みたいなのを想像していたけど、ちょっと違った

難しいテーマを扱うというよりは、シンプルに楽しめるファンタジーだと思う

ただ、タイトルにある「ノスタルジア」が語られる場面。ほんの短い部分ではあるが、この作品をいい具合に味わい深くしてくれていると思う

前半は世界観の説明だとかでややだるく感じるけど、後半の展開は面白い

かなりダークな印象を受けるが、それは主に場面設定やセリフ回しから来る印象

化け物の描写をもっと頑張れば凄みが出るような気がする

余談だが、表紙の少女は思ったより影が薄かった

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈5〉欲望の主柱は絆 /入間人間

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★★★☆☆

疲れた。なんか疲れた。話が二冊にまたがったからか?

とりあえず知識の少ない自分は、元ネタ不明の小ネタに笑えず、小ネタなのかなんなのかも次第によく分からなくなり、それが疲労感の一因とも考えられる

それでなくても話が重いというか、過酷?読んでて気が滅入ってくる

それに、いまだにこの人の文章は抵抗感が激しい。語りに著しく特徴がある作品は他にも経験あるけど、それが話の加速ではなく、まとわりつく泥みたいな重さを備えている作品はこれの他にみたことない

巻を重ねる毎に変わっているのか?自分の適応能力以上の速度でめんどくさくなっている気もする

話としては3の方が面白かった。まーちゃん不在はやっぱり物足りないということか。ゆゆかわいいけど

しかしゆゆが普通の人扱いってのはおかしい。確かに作品中の人物の中ではまともか

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さよならピアノソナタ2 /杉井光

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★★★★☆

個人的には一巻で終わってもよかったような気もしていたが、読み終えてみたらなかなか満足

でもタイトルは内容と関係なくなっていく気がする

自分はメインヒロインの真冬よりも響子先輩の方が好きなわけだが、そういう意味では2巻は面白かったりドキドキできたり

主人公の病的な鈍さにはちょっとげんなりするが。さすがに無いだろ。ラブコメとかの主人公ってこんなもんか?

ラストの展開はちょっと無理がある気がしつつも、ぐんぐん引き付けられた

次は幼馴染にもっとスポットを当ててやって欲しいかな

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鳥籠荘の今日も眠たい住人たち4 /壁井ユカコ

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★★★★☆

急展開って言っても、この作品のことだし、まだしばらくまったり続いてくだろうと思ってたら、本当に急展開です。意外と完結近いのかも。寂しいなあ

そんな中、メインのキズナ達の話もいいけど、華乃子とへれんの話が面白いなーと思ったり。特に華乃子の話は心温まる感じでいいなあ。なんというか、素朴で。

メインの話は、いよいよこの人らしい切ない感じになってきた。次はあんまり間を空けないで出して欲しいなー

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ロミオの災難 /来楽零

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★★★★★

この人の新作が出るのをずっと待っていた。もう出ないんじゃないかと思ってちょっと諦めかけていたから、新作発売は非常に嬉しい

過去の幽霊に取り憑かれて(?)恋をさせられてしまうという話。それぞれのキャラクターの葛藤が多角的に描かれていて面白い

今作もなんというか、安心して読めるという感じだった。情景が綺麗に浮かび、無理がなくつまらなくもない文章は一人称に変わった今作も変わらず。自然に流れてきちんと収まる話の展開もよし。なんにせよ無理がなくかつ面白い

しかしまた前作とは大きく雰囲気を変えてきたな。この人はギャグのセンスもあったのか

とはいえ、どたばたのコメディにはなってない。笑いの最中にちょっと口元が引きつって乾いた笑い声が上がりそうな空気というかなんというか

ただ最後にはちょっと爽やかに終わっていい感じ

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扉の外/土橋 真二郎

読後感はよくないけど、とても面白い作品だった
唐突に謎の空間に閉じ込められた生徒たちが、クラス対抗でゲームをする話
登場人物達の立場の違いがはっきり描かれていて面白いし、展開もなかなかスリリング。なんだか国際社会のごくシンプルな縮図を見ているような

ただ主人公に肩入れする気にはどうしてもなれなかった
ただひたすらサークルから、支配から逃れることしか考えていないこの主人公にはあまり共感できない
彼の家庭環境は最後まで謎だし

期待していたような終り方ではなかったけど、読み応えがあって最後まで飽きなかった

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海をみあげて/日比生 典成

なんとなくロマンティックなところに惹かれて買ってみたが、正直期待はずれ
話も書き方も何気なさすぎる
特に書き方はそうとうそっけない。短編だから仕方ないのかもしれないが、もう少し表現力豊かに書いて欲しかった
鯨が空を泳ぐという設定はとても魅力的なのだが、それが思ったより効果的に物語の中で使われていなかったという印象を受ける
というかこの話で鯨が空を泳ぐ必然性は0のような気がする。これだけ素敵な設定が、ただの小道具なのはいかがか

それから細かい話かもしれないけど、どうしても気になったのが
鯨が空に現れたときに町に流れるという、「モーツアルトの交響曲」
モーツアルトの交響曲という言葉から世間一般がどういうイメージを抱くのか知らないが
どうも鯨が空を悠然と泳ぐ景色にはあんまり合わない気がするんだが・・・・・・
モーツアルトの交響曲ってもっとこう、軽快で楽しいイメージじゃないか?緩徐楽章なら合うのか?
そもそもどの曲という指定がないから具体的にイメージしようがないのだが
まぁまさか25番や40番を流しているわけはないと思うがww

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リヴァース・キス/佐野しなの

ツッコミのノリが命みたいな作品
それ以上でもそれ以下でもない
面白いけど、途中で少し飽きた

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狼と香辛料/支倉凍砂

とりあえず、ホロがいい!
だてに人気投票で結果残してないね
ただあの口調にはなかなか馴染めなかった。どうしてもおばあさんの声が脳内再生されてしまう。慣れるといいんだけど
剣も魔法もないファンタジー。アクションや無理な展開に頼らないで十分読ませるいいシナリオだったと思う。ちょっと説明っぽいところが多い気もするけど、まぁ気になるほどではないか
あと最後はちょっとどうかと思わなくもない。ホロが結局戻ってくるとか、まぁ見え見えだし。そこで幻滅とカタルシスのいずれを感じるかは好みか
ロレンスがホロを呼び止めようとするセリフはわりと好き

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ミミズクと夜の王

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なんだかおとぎ話みたいで、かえって新鮮
本当にストレートな作品。シンプルな筋をきちんと読ませる力を持っている
すごくいい、とは思わないけど、良作かと
まぁあとがきにも安い作品が書きたいって書いてあるし、いいんじゃないかな

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん/入間人間

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選考会にて物議をかもした、と書いてあったので
勿論癖がある作品を期待して読んだら
予想以上になかなか凄い作品だった
節回しがかなり独特
内容は結構キツイ
とりあえず普通じゃないのは確かで、面白かったかと聞かれれば面白かったと答えるが、人には勧めないかなー。共感してもらえる自信はない
でも構成はしっかりしている気がするし、ストーリーにもキャラクターにも引き込まれた。文自体はいいのかどうかちょっと疑問だけど、やっぱりぐっとくる表現があったのは確か
なんか続きが出るらしい。この本の終わり方からするとちょっと信じられないが、先が楽しみな作品が増えて嬉しい

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